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2017年10月

2017年10月12日 (木)

ヤツシロランの光屈性

        ヤ ツ シ ロ ラ ン は 光 合 成 す る か ?只の光屈 性なのか。面 白 実 験

以下の実験はヤツシロランの直播き実生栽培が可能になって地下のブラックボックス部が目視されるようになったことによって可能になった。本邦初の実験である。光合成するかの是非は別にして日毎に微妙に変化する生長度をご覧下い。一ケ月後には開花に至るので記録続行したいと思います。開花日は11月12日(日)大胆予想。

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ヤツシロランの花茎が立ち上がって来た。是までにも光に反応する事が分かったので今回は定点観察を行った。暗室から室内窓際カ-テン越に先ずは安置した。その成り行き画像である。      記号☀=光  記号★=

522 66 9299291 92911
 
           直播き               ................発芽確認      定点観察株確認     障害物撤去室内暗箱

930 930_2 103 104   
105 106 107 1081041
室内窓カ-テン越移動

109 1012_2 1013 101410141
////////................ / ///////////////// 光☀射光反転→

1015 1016_2 1017_2 1018_3 10181
...............................................................................             光☀射光反転→

1019_2 1022 1023 1024 1026_2
...................................................... 光☀射光反転→

1025 1026 1027_2 1028 10281
光☀射光反転→                                                             

1029 1030 1031 1101 10601_2

1102 113 114 1141 1142
本項は開花に至りましたので終了となりました。


開花日は11月12日(日)大胆予想。

開花日は11月4日(土)am1:30



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2017年10月15日 (日)

つぼみ立ち上げ後の光反応

1030_2                             ヤツシロランが蕾を立ち上げた後、光に対してどの様な反応を示すか。

103 1031 105 107109 1010 1013 1014 1015_2 1016 1017_3 1018 10181
本個体は4月に一回目開花し、その後再び芽吹き花茎を立ち上げた。そして今回2回目開花間もない状態。この件に関しては成熟個体で一サイクル3~4月で連続して3回開花記録 もある。他のラン科植物でハイテクを駆使しても年間2回咲くことは無い。菌従属の生態系のためか今後の最重要課題である。

そこで今回の実験はクロヤツシロランのつぼみが光(明るさ)に対してどの様に反応するか再度画像の記録となった。

花茎の立ち上げは光に対して一般植物と同じ様に光(明るさ)に敏感に反応して立ち上がって来た。処が花茎の生長が止まりつぼみの花柄目視されると今度は光に対して反対方向を向き始める。つまり光(明るさ)を嫌う事だ、林床においてもうつむき加減に咲いてカメラ目線にならないので悪戦苦闘することあり、納得だ。

1019 10191 10192
本個体は今年2回目開花です。来年の世界らん展の頃、開花したらこの場所に添付します。

ご覧の通り光(明り)を背にして開花しました。明るい方向を向いて開花する事はありません。以上をもって本項は終了となります。

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《参考=同塊茎個体
前項の1回目開花時の様子

1_2 2 4 5 6
しつこく説明すると一年間に二回も三回も開花する植物は薔薇などには四季咲きと云う事がありますがラン科の四季咲きなどは聞いたことが無い。しかも人工開花不可能と云われた腐生ラン(愛称)、此れが人工開花の実験では二回も三回も咲くのだから驚きである。

このうす汚い腐生ランを咲かせてみたいなどと云う奇特な人は世にはいなかった。豪華可憐な洋ランに夢中になり、此れも成れの果て飽きがくる。やがて原種ランや和ランに心が動かされ、大体ここが終着点なのである。

処がこのクロヤツシロランは実生から栽培すると遅くて約180日で開花に至たり、その後20日も休むとそのバルブの基部が膨らみ新芽が芽吹き花茎となり、3~4ケ月目位に又開花が始まるという具合である。休む事を知らない植物である。勿論年中室内管理であり、手間暇かけたくないので箱に入れたままである。勿論薄暗く、蓋は時たま開けるだけである。この大着工法が大変に良かったのである(笑)。なのでハイテクを駆使して洋ランを愛でている几帳面なご同輩諸君には向かないかもしれないな~。

何故にこの手の野生の腐生ランは殆どが絶滅危惧種になっているのか、単純な頭で考えれば、野生においては発芽困難な環境にあると云う事である。本来なら人工栽培は出来ないが自然に於いては良く育つと云う事である。この真逆な考えに達したのも林床を彷徨い散策して、ある時大発見をしたのである。考えてみればすべてが発見ではあった。

後は下手なブログを隅々まで我慢してみて頂ければきっとご同輩諸君も腐生ラン(愛称)を咲かせる事が出来る筈であります。終わり

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2017年10月22日 (日)

ハルザキヤツシロラン塊茎の実験

ハルザキヤツシロランは何故咲かぬ!?,塊茎の実験

クロヤツシロランやアキザキヤツシロランは年に度々開花(実験では)するのにハルザキヤツシロランは難しい。秋に咲くクロやアキザキ、春に咲くハルザキ、実験では季節に関係なくぞどっちもぞくっと発芽するのに何故ハルザキは開花に至らぬか。

1_4 2 3 4 5 6

こんな実験ではその後の観察が出来ないので面白くも無いが仕方がない。とにかくハルザキヤツシロランを咲かせたい。11月の半ば までお預けとなった。10/22記

2017-11-3実験カバーを外してみた。

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ハルザキヤツシロランの塊茎が地下に潜ろうとするが倒木の上に発芽したので潜れない。その為に塊茎の上面が湾曲する。これは暗がりを求めているものと仮説をたてた。そこで円筒で暗くしてみた。1図は12日目で円筒カバーを外したみた。2図は円筒カバーを付ける前の画像である。塊茎の大きさは3.5cmで開花株以上だと思われるが未だ花茎立ち上げる気配が無い、如何してか季節に関係するのか、全く分かりません。再度円筒カバーを取り付けた。(背中の傷は鉄さびのダメージ、その後外した)

3,4図はその時の生長点の画像記録である。

12中々開花に至らぬハルザキヤツシロラン、このカバー掛け実験によってとうとう花茎が立ち上がった。つまり生長点を暗くしないと素直に伸長しないことが分かった。これで順調に生長すれば来月開花となる。

H8
生長度の目安は節目、苞葉(仮)の数で読み取ることが出来ると思うので番号を記してみた。

H9クロヤツシロランの場合の節目は10節前後で花茎立ち上げとなるので。ハルザキヤツシロランの塊茎も11節目で花茎立ち上ったのだと判断される。

「花茎立ち上げ」とは塊茎が生長に伴って水平に伸びて来た生長点が突然上方向にシフトした状態のことと認識している。生長の速度は野生の場合5月の春咲きなので温度、湿度等が合致していないとストレスがかかると事は当然だ。

種子は高知産、環境は 5月23高知の過去の気候、晴れ 19.9℃(平均)  30.9℃(最高)  9.5℃(最低)恐らくこりよりも低目の気候の設定か。特に最低温度が重要か。

しかし、この実験は、クロヤツシロランもアキザキヤツシロランも季節に関係なく種まきして発芽開花結実を見ているのでハルザキヤツシロランも出来るはずだと独断と偏見で繰り返しているが今回のハルザキヤツシロランの記録は過去3年間の試行錯誤の結果、去る5月に直播した種子が今回の記録となっている。

現在の気温(関東)は外気で16度前後(最高)、5~6度(最低)、室内の気温は20度前後(最高)、10度前後(最低)である。高知の五月の気候と比べるとしたらむしろ日中の気温を上げてやることが先決か。

 

仮説だか現時点での最適生育温度30度前後(最高)、10度前後(最低)となる。つまり日中の温度を上げてやれば良い事か。なので観察箱の下にペット温床を置いてみた。これで日中の温度は27~28度(最高)確保出来た。夜間は逆にペット温床のスイッチを切らなければならない。10度前後(最低)にした

H10此処までは順調に生長続けて来た。12月10頃には開花に至ると大胆予想をしていた。

H11しかしここに来て12節目ごろから節々の回りに新芽が新たに吹き始めた。これは環境不調の表れなので困ったことになった。こんな時にはこの新芽を掻き取ってやらないと一巻の終わりである。29年度の高知産種子なので下手な温度管理を掛けた。つまり高知の5月の最低最温度を参考にした。これが良かったのか悪かったのかはまだ判断できない。

クロヤツシロランは何も考えずに適当にやっているが今でも次々に咲いている。素直に生長してくれれば12月10日頃開花を予想していたが一旦花茎が立ち上がったので喜んでいた。しかし芽掻きが効いたのか生長点は生長しているので望みは捨てない。一喜一憂の日々である。

H12
12/10開花大胆予想成らず、H13

2017-12-09

H14

H16_2

H17_3
直播したハルザクヤツシロランの状況です。現在3個の開花しても可笑しくない成熟した塊茎があります。は潜っていて先端は見えない。①は潜れないように誘引実験をしている処だがストレスが掛かっているのか節々から盛んに新芽発生が見られる。
現在は伸長第一なのでこの新芽は次々と掻き取って誘引実験中である。

この地下に潜る動作はクロヤツシロランにはない。アキザキヤツシロランとハルザクヤツシロランはその動作は顕著だが、クロヤツシロランとアキザキヤツシロランの塊茎は数センチ生長すると花茎立ち上げるがハルザクヤツシロランは何故か花茎立ち上げない。①の塊茎は日毎に約2mm程伸長し14~5cmにもなっている。20cmに成るのか30cmになるのか見当もつかない。想定外の生態系に戸惑うばかりである。来年早々にも2回目の花茎立ち上げするのかとも思っている。

H18_7
全長20cmにも巨大化した塊茎、節間は約31節。昨年12月緑矢印の位置で花茎一旦立ち上がったので開花すると判断したら、又地下に潜ろうとする動きが出て其の後意外な展開となった。ハルザキヤツシロランの生態系は初めてなので誰も予想も付かない。

塊茎巨大化の理由は何かを考えてみた。

限られた30cm四方足らずのボックスで共生菌は足りているのか、繁殖は出来ているのかと色々なこと分からない事ばかりである。

幸いにして腐生ランの地下部を毎日観察することが出来る工法は此れしかない。

ヤツシロランの塊茎の生長は節間を形成しながら方向を定めてこれを繰り返す。

この節は大事な役目を担っている。

1.生長点を保護する第一の役目、苞葉(仮)が複数枚生える場所である。又寄り集まった 

 苞葉の最先端部は特に固くキャップ状になって居て、そのキャップの外れた方にシフト  するようである。

2.急激な環境の変化や、障害物等々発生すると進行をストップして新たな新芽を形成す  る場所。

3.初期塊茎形成の場合この節間から根(根状器官)を複数形成される、又は2の更に重度の場合、根状器官を形成して新しい塊茎を再生する。 

参考図  

H20               H19_2
自然の林床に於いてはこのミリ単位の塊茎の生長の過程においては砂粒に突き当たるような障害物の連続であろう。多岐に新芽再生が要求される筈である。

本栽培工法に於いても各節間の付け根から頻繁に新芽が形成されるが、此れは目視で全て掻き取った。そのままにして置けば生長が遅れるとの判断、開花優先とな。

やたら新芽、側芽の形成はやはりストレスが掛かっている証拠と判断されるので今後のどのようにすれば良いのか迷うばかりである。とにかく花咲かせたい一心の心境。

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