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2014年9月19日 (金)

クロヤツシロランの秘密(その1)

☆2013-8-3 腐生ランを育むきのこの正体(再)

ではその子実体とは、このきのこに名前はあるのか。今だから話そう、それは無いのである、いまだに分からないのであります。しかしご安心下さい。

 クロヤツシロランは、あるきのこの周りで群がって生えているのを不思議に思った。そしてついにあるとき偶然にも林床の中で、腐生ランのプロトコームを発見した。同時に目には見えないがクロヤツシロラン共生菌もこの中にある事を実感した訳であります。そしてこの中に種子を直播きすれば良いのだと確信した。この時の驚きと感動は未だに忘れません。やっぱり種から発芽しているのだと実感でした(当然てすが)。何故ならラン界で腐生ランの自然での発芽プロトコームの様子を記録したものは皆無だったからです。

 その後の実験は急速に進んだ、その共生菌繁殖を試み、それをべースに林床直播きを繰り返した。そして林床でのプロトコームの発芽は勿論、開花にまで至ったのである。そして異色培地(きのこそのものに興味半分播いてみた)は面白いほど短期間で発芽した。共生菌の目で見る最たる培地は子実体そのものであった。以来腐生ランの直播を手元で実験観察する事が出来た。そして一種一個のプロトコームからの生長分裂、開花までの一貫記録となった。これは無菌培養を続けている限り絶対に出来ないことのように思う。そして他の腐生ランでも出来ないかと思うに至った、いや出来るはずだと。

偶々、クロヤツシロランの共生菌が硬菌類であったことも幸いでした、つまり最低発芽までの期間子実体の形状が保たれたからです。

 この頃、並行してこのきのこの正体を突き詰めるべく各研究機関にお願いした。このきのこの名前を特定下さった研究機関もありましたが。自称種播権兵衛は所詮研究者ではないので同定は出来ないしお金も学もない、論文も書けない、ないないずくしである。

しかし実物が目の前にある、なのでしつこく実験観察を繰り返して腐生ラン開花のインターバル撮影を記録た訳であります。

そんな中、最近うれしい便りが届いた。国内科博研究機関よりのDNA分析結果であった。すべて無償でお引き受けて頂いた。今はこのきのこを椎茸の如く栽培できないかと素朴な疑問で一杯だ。そんな栽培キットを開発すれば腐生ランは易しいと再認識されるだろうと俗っぽい(笑)。きのこ研究者の皆さんご助力を!そして挑戦をお願いします!。

下記図は野生でのプロトコーム後の記録&観察の一部でそれ以下の記録は共生菌、直播、発芽、開花、受粉、種子採取そして再直播からインターバル撮影の一貫記録であります。ご興味のあるお方は最後までご覧下さい。

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1図このスギ玉菌の発見は衝撃的でした。全ては自称種播権兵衛の実験は此処から始まった。2図面白半分きのこに直播きしたらぞくっと発芽、それも野菜の如く短期間で!。3図はその拡大、4図は下記1図の合マークの場所である。5図観察ボックスに生えているきのこであります。そして6図は洋ランにも勝るとも劣らない腐生ランの雰囲気、着生ではないね。倒木を勝ち割って生えているだす。こんなこと出来るなんて信じられますか、根も葉も無いのに!。さすらいの旅を続ける腐生ラン。スギ玉菌と言う菌はない、仮称である。

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☆2013-4-28 インターバル撮影5月開花三弾を目指して!!

 クロヤツシロラン直播き実生&開花までの一貫記録

クロヤツシロランの種子を実験菌床に直播して発芽した一個のプロトコームがどの様に組織分裂して開花まで辿るのか,その有様を一貫した定点撮影の記録であり且つ、その5月開花のインターバル撮影をも目指しているところである。ご期待下さい。先ずは生長分裂のその成り行きをご覧下さい。最初に1図、2図を拡大並べて見て下さい。

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観察ボックス菌床熟成後、クロヤツシロランの種子の直播きを行った。1,2図は初めと現在の様子の図でありその繁殖のクロヤツシロランの塊茎の姿である。150日目にして花茎を立ち上げたこのスピードはこれまでの記録はない。発芽したプロトコムの進捗の様子を添付する。

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湿度を保ってやれば面白い程ぐんぐん生長するので飽きる事はまったくない。実生からの塊茎は培地に共生菌が接着になってびくともしない。但し根はないので剥がそうとおもいば綺麗にはがすことも出来るが一旦離れてしまった塊茎は再生に半月はかかる。これはどの植物の移植も同じであろう。菌寄生ランの移植については知識もなくデーターも少ないので心配が先に立つ。しかし未知への挑戦は続けなければ何も分からない、ストップ出来ないのである。たかがクロヤツシロランされど腐生ランであるが難しいことを論ずる必要もない。百聞は一見にしかずと申します、観察ボックスで人工受粉で得た種子、正に一貫した腐生ランの実生から最後のインターバル開花まで最初で最後のビック記録ですからどうぞおつき合い下さい。何を言っているのか自分でも分からなくなりました。とに角この様な記録は今後も出ないでしょうね~(笑)。

この様に腐生ランの生態を観察するには個々の共生菌(腐生)を発見し、直播きして発芽に至れば、この様な目から鱗の正体が短時間で即観察出来ます。共生菌の最たるものが子実体であり培地であります(腐生菌による腐生ラン)。腐生ランを何とか発芽させたい、咲かせたいの思いから超単純発想から子実体に直播きした種播き権兵衛の発想は研究者諸氏から見れば幼稚な事と軽笑されるかもしれないが腐生ランのインターバル撮影を初めてご覧になってそのご感想は如何でしょうか。

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17図クロヤツシロランを直播してから約150日目で花茎を立ち上げた訳ですからこれまた記録更新である。なので又開花予想を何日にするかである。順調に生長すれば5月20前後と成ろうか。興味のあるご同輩諸氏には是非ご期待頂きたいと思います。

18_2花柄と袴葉に隙間が出ることは調子の良い証拠、なので開花が約束される。第三弾インターバル撮 も正面対決で決めたいと思います。

 第一回目インターバルは3月開花

 第ニ回目インターバルは4月開花

第三回目インターバルは5月開花 

第四回目インターバルは5月開花

(クロヤツシロラン予想開花2013-5-20)

予想を上回り2013-5-14に開花した。

 腐生ランのインターバル撮影が可能になった理由ですが、何と言ってもそれは、手元で

1.何回でも咲せる事ができる様になったということです。

2.ですので電源の確保が出来たという事です。

3.自由に観察ボックスを傾けて正面対決が出来る事ですね。

もし、これが現地林床であったなら何も全く不可能ですよね、至難の技ですね~。インターバル撮影が完成したということはこれで最終段

階に近づいたかな~と言う達成感はあります。今一押しでマニア的には栽培可能になるかもしれませんです。一寸申せば発想の転換方法でしょうか。つまり無菌播種法から本来の播種農法です。100年前に戻った感じです(笑)。

次回添付予定 4/30, 5/5, 5/10, 5/12, 5/13,5/15, 5/18(第三弾インターバル)の予定 

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クロヤツシロランの開花の様子はくねくねと動き廻る。とうとう反対方向を向いてしまったので正面対決あやふしの危機、ならば観察ボックス側面ぶち抜く以外なし。ところが権兵衛、危険予知を発揮して予めボックス側面をくり抜いておった周到さは流石である(笑)。この様に腐生ランのインターバル撮影は凄く難しいっす。後、10年は追従出来ないでしょうね~(曝)。さぁ~てピントが合っているかどうか何より心配っす。この小枚画像はくり抜いた側面から別のカメラで撮ったものです。インターバルが完成するまでご勘弁を!。

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☆2013-5-12インターバル第三弾5月開花スタンバイ開始!!

昨日の雨で大変涼しくなった。薄ら寒い位の気候が大好きの様だ。開花予想が大幅に早まった。予想が外れて赤っ恥である。早速大慌てのインターバル撮影の準備に取り掛かる。ところがカメラ設置予定を嫌ったのか鎌首をまるっきり反対方向にシフトした、観察ボックスの側面につきそうになって来た、これには困った。とうとうボックス側面を切りぬくことに。何が起こるが分からぬ早業である。

            ☆インターバル第三弾5月開花 は完了しました 

今回のインタバーバル撮影は大変難儀しました。おまけにピンボケですが、次回開花候補が続々控えておりますのでご期待下さい。

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☆2013-5-20インターバル後人工受粉

今回の第三弾インターバル撮影はクロヤツシロランの実生(人工受粉種)から発芽プルトコーム発生から一貫定点撮影でその生長の成り行きをとことん記録した。そして開花終了後、人工受粉まで成功したので全ての目視完全記録が完成した。
人工受粉と云っても花自体が微細な為、他のらん花を受粉する様な訳には出来ない。全くの手探りで手応えが無いのである。おまけにこの花は食虫植物の様に触れると閉じて終う為に厄介でもある。花粉を取ってから3.4分で芯弁が閉じるため、もたもたしていると失敗して終う事を念頭におかなければ何回やっても成功しない。種子が欲しいため、今の処、この作業は手を抜く訳にはゆかない。そのうちに自家受粉の可能性あるのかこの目で決着を図りたい。動き廻る微生物をシャットアウト出来ればの話でそう簡単に決着できるものではないとも思っている。

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          1図開花してインターバル撮影完了受粉作業を行った。何時もの通リ成功の手応えは無かったが  今の処、萎れもせず受粉は成立したようだ,このごの花柄は直立して急速に伸び始めるてしょう。2図は現在の菌床観察ボックスの状況図である。次々と開花候補が見えるのでクロヤツシロランの本来の季節9月まで開花が続くのではと思っている。3図この様に花殻は小さくなります。次の第四弾インターバルで見れるかも。追件、この果実は6月7日に爆ぜたので種採取した。人工受粉後20日の最短期間である。完熟したかは今後直播きして見なければならない。

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☆2013-5-22インターバル第開花(?)開始!!

今回からはいよいよ複数花、又は複数株のインターバル撮影となりそうなので一味違う映像になると思います。飽きずにご期待下さい。とうとう此処まできたかと言う感じですので真っ向対決はできませんが何はさて置き話の種にして下さい。

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1~2図共に観察ボックス内の本日の状態である。1図本日インターバル撮影開始しましたご覧の様に花が2個咲きそうです。2図は多少遅れて成長しているようなので続いてインターバル撮れそうですが微速度撮影可能カメラが一台しかないのでどうなるかは全く分かりません。折角のチャンスですので何とか両方撮りたいです。3図インターバル完成迄の静止画像です。1日撮影サボったら猛烈な勢いで伸びてきた人工受粉の果実、これは第3弾インターバルの株です。次回第四弾で見れるかもしれないです。つづく

 今夏の夢膨らむ!!

永年抱いて来た夢、其れは腐生ラン同種の交配である。近縁のオニノヤガラ、シロテンマの花粉を採取して種まき権兵衛の菌床のクロヤツシロランとの交配である。そしてこの菌床に播いてみることである。この菌床での人工受粉したクロヤツシロランの子房が膨らんでゆく姿をみるとき、もしやと思うのである。シロテンマはクロヤツシロランとオニノヤガラの自然交配種ではないかと夢枕に思うからである。クロヤツシロランの種子は実験では20日程で採れたのだが。根も葉も無い話ではあリます。

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☆2013-5-31インターバル第開花撮影完了しました!!

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今回のクロヤツシロラン開花のインターバル撮影は欲を出して5月22日から長期にわたりカメラをセットした。撮影枚数は3000枚近くなった。メディア交換のため3回中断した。その間思わぬ事態も発生した。先の第3弾インターバルの花柄が加速的に伸び踊リはじめた。結局最後の1000枚分だけの添付となった。動き廻るのでピント合わせも苦労する。そのままにして置けばボケて終うので厄介だ。しかし凝りもせず次回(第5弾)4図は二株同時撮影になるかもしれないっす。ご期待あれ!第四弾インターバル撮影
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         ☆次回はインターバル第五弾6月開花を目指す!!

           インターバル第五弾撮影終了しました

 上図4の内容です。二株同時インターバルですので恐らくくねくねと踊り回り定まらない映像となります。之で最後の撮影となります。インターバル撮影が長々と続いたので観察ボックス内塊茎の消耗が激しく、今後は養生に努め、しい実験を目指したいと考えております。

                                 第五弾インターバル撮影

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☆2013-6-8 インターバル撮影総括図

024_26月迄でのクロヤツシロランのインターバル撮影は終了した。その証の図を右に添付し今後の栽培の参考にしたい。クリックして拡大でご覧下さい。

2013-6月以前の記録は下記に下がってご覧下さい。

このクロヤツシロランの栽培は共生菌熟成後 、以前にこのての観察ボックスで人工受粉した種子を直播きして得た実生からの記録である。人工受粉種子→直播→開花→再人工受粉→種子採収の流れになりますが今回の果実が短期間(約20日)で爆ぜたので採取した。右図の長く横たわっている花柄がそれである。この個体はプロトコームからの一貫した記録なのです。この様な記録は今後とも世にでることはないと確信します、はい!。

中央にある二花も今回のインターバルの様子で正面対決を狙ったのですがやっぱり反対側に向いてしまいました。腐生ランの光に対する反応が観察された証拠でしょうか。この二花も人工受粉で種を確保したいと思います。

乾燥を防ぐため黒ビニールで完全に覆います(三日三晩)のでカメラの自動フラッシュに反応した為と考えられる。何回やっても反対方向を向きますね。今回は段取り変えはせずインターバルを続けましたので面白味が今一ありませんが大変貴重な体験をしました。どうぞこんなものに興味のあるご同輩諸君!他の腐生ランを実用に近い研究を重ね少しでもこの世から絶滅危惧種なるものを無くそうではないか。昨今の人類軽視の傾向は山地の菌類を調べ上げる事により再認識される筈である。机上で甘いコーヒーをすすっている場合ではないっすね~(笑)失礼。早速山に出掛けきのこの観察をしようではないか。菌類を軽視するものはされ、菌類は人類を救うっす。

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2013クロヤツシロランのインターバル撮影総括3月開花4月開花5月開花(1) (2) 6月花、....

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☆2013-6-29インターバル後結実採取、即腐生ラン直播き実験

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1図前回の第三弾インターバル開花も人口受粉後約20日で結実開削し種は既に播いた。なので第五弾も受粉後20日経ったのでのぞえて見たら既に開削始まっていたので即採取した。しかし最短早20の種令で種子が完熟しているかの疑問は残るがとに角出来てしまった事だしやらねばならない。全て時期外れの事なので全くもってやって見なければ何も分からいっす。前回の第三弾発芽の期待は高まるばかりだ。

2図前回の第三弾の播種状況で20日経っているので発芽の兆候があっても良いのだが拡大図を見てもその判断は出来ない。この実験ボックスは新規の菌培養なので菌が蔓延するまでの差かと思っているので近いうちに添付出来るものと思う。

3図追加添付、前記の通り6/8に直播き6/28,7/16確認画像、種令20日ではやは体半シイナの様で溶けてしまっている。しかし少数は発芽の兆候が見られるので安心した。つづく

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☆2013-4-10 腐生ランの謎の解明インターバル撮影4月第二弾

クロヤツシロランについて長い間、疑問でならなかった事がこのインターバル撮影の正面対決で 初めて垣間見ることが出来た。やっぱりアンビリバボーの一言であった。クロヤツシロランの咲きあげる行動は大きく、最終には下を向くのでカメラに納まらず失敗続きである。次の開花を待って再度の挑戦であるが、動向に追付けず中断、3回も段取り変えをする。観察ボックスをひっくり返る程傾けて何とか正面で撮らいた画像である。これまての観察でも動く事はわかっていたが正にリアルに体験できた。アップロードした画像は何故か暗のでこちらでご覧下さい。このインターバル撮影は先に一年で三年分の仕事をした個体とは別の塊茎であることを記しておきます。

 植物は捕食、受粉、その他の現象によってその一部が動く様な動作が見ることが分かっている。 ラン科に於いてもその例は多い。日本の腐生ランで初めてリアルに確認されたのは初めてである。

1.クロヤツシロランの受粉様式について今一不明な点が多い。
  林床でこれまで袋掛けをしたり、訪花昆虫の生態を観察、訪花昆虫の体形、結実の様子 等々、そして今回の微速度撮影に見る奇怪な芯弁の動き 
  

.クロヤツシロランの芯弁の動きは捕食の行動では無いのは確かである。上部セパルの先端  のトビ虫が中に入った瞬間にリップが密閉しその後もとにに戻った。これは訪花昆虫を一時閉じ込めた行動であると考える。野生ではショウジョウバエが何時も訪花している。なぜショウジョウバエの背中に花粉塊が付くのが疑問であった 。花粉塊はショウジョウバエにしてみれば高い位置にあって背中につくことは無いはずで、むしろ這えずり廻ってお腹に付くはずである。そこで  この芯弁の行動によって閉じ込められ背中に花粉を付けられたと考えられる。ショウジョウバエの背中の構造 はその様に神様が造り上げたかのかと疑うほどである。がしかし花粉塊を背中に乗せて飛び廻ってる姿は未だ見たことが無い。
重すぎて林床を這えずり廻っている状態である。それでも何時かは別の花に辿りつく事は出来るが、こんなもどろっかしい受粉方法はない筈だ。袋掛けしたもの、観察ボックスで人工受粉しなかったものは結実しなかった。けれども林床での全面結実の風景は何なのだと 何時も思っている。

3.何故、こうも受粉様式にこだわるのかです。
 これも初公開になるかも分かりませんが先ずこちらをご覧になって下さい。一般の花殻は役目を終えれば乾燥するかして散り落花します。ところがクロヤツシロランは
この様になります。これは観察ボックスで人工受粉をして種子を得た時の画像であります。クロヤツシロランは開花寿命は3~4日程ですが花殻は何とも奇妙な状態になり徐々に子房の中に埋没し落花はしませんです。これは何を意味するかです。前記した通り観察ボックスのなかですから埃、害虫、ショウジョウバエ等はシャットアウトしてあります。その人工受粉でできた果実はこちらです野生の果実と比べればこうです。
なぜクロヤツシロランの花殻はべっとりとコールタールのようになるのでしょう。こんな状態で野生にあるとき、埃、害虫、トビムシ、ショウジョウバエ等が群がるのは当然であります。前記した両者の果実を今一度見てください。器量良しの果実にニキビ面の違えです。腐生ランのマヤランは自動受粉すると言う説があります。此処で思うにクロヤツシロランは何故落花しないで子房の中に埋没するのかです。野生に於いては全ての花は受粉に成功しておびただしい果実の多さに圧倒されます。こんな事を思う時、今一受粉様式はこれだと言いないのです。観察ボックス内で人工受粉を行わなかった花は花柄の際から落花しましたがです。今後、何回も観察実験は続けたいと思っております。

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☆2013-3-2 クロヤツシロランの秘密について

腐生ラン(菌寄生ラン)のクロヤツシロランは標高3~400mの主に杉林の林床に隠れる様にして開花するがそこには当然共生菌(木材腐朽菌)も生息する。その共生菌の話なしでは進まない。その正体は目視出来るものとして「きのこ(子実体)」がある。その他にその気になれば菌糸体、根状菌糸束の形態を観察する事もできる。きのこは当然倒木上に生え城をつくり地面には生えない。研究者で無いので同定は出来ないがシックイタケの一種と、クヌギタケの一種であると開設者は思い込んでいる。その理由はこれまでにも実験と観察で記録を刻んで来たのでここでは触れない。やがてその道の研究者諸氏が証明してくれるものと思います。

とに角、クロヤツシロランは凄い奴なのであります。
その種子が共生菌に出合うと野菜の種の如く20日前後で発芽(プロトコーム)となり一年そこそこで開花にまで至るのである。これまでにも林床実験で得たデータも過去に添付してありますが、多少の違えもあるものと思いますがその点はご了承下さい。

 

実験ではほゞ100%の種子が発芽するのに何故、共生菌のある林床では発芽し難いのか、その謎にも迫って見ました。地下生活を余儀なくされている原因は何なのかであります。

しかも成株(塊茎)になれば実験によると季節に関係なく連続3回、4回と開花することです。つまり一年で3年、4年分の仕事をして終うということです。之は光合成を捨て菌寄生の生態系を勝ち取ったからなのでしょう。ですから当然暗室栽培で開花も結実もするということです。ご同輩諸君,人類は何故この手を研究しないのか、例えば野菜工場などはどうだ・・・・等々ですとに角全てが驚きです。花の構造もそうで食虫植物の様な動きが見られます。之は人工受粉作業をして明らかになった事です。まだまだあります、どの様なランにも及ばないスピード感で生長するので草の実や蟻の死骸等が塊茎に抱え込まれている のには驚きであります。

開設者は、この実験と観察の添付は同時進行ですので、外れる事も書き足す事もあります。

クロヤツシロランの生態系を大まかに説明すると毎年5月末~6月のはじめにかけて地下の塊茎が活動を開始して9月中~10月中に開花となり、11月に結実して種子を落とします。これがクロヤツシロランの一サイクルの生態系である。一般にどの植物も多少のずれはあるがこのような生態系のサイクルが一年の四季の狭間で営みが続けられいているわけです。

 

クロヤツシロランも自然界では開花して結実すれば一サイクルが終わり次の活動期までほぼ地下休眠をします。
けれども実験観察ボックスで培養すると新しい発見が軒並みである。共生菌が特定されている事は言うまでもありません。
人工環境下でクロヤツシロランの開花、人工受粉を目指した実験は初めてであると自負しているのでその工程を全て公開して少しでも環境保全と絶滅危惧種保全の役にたつ事項があれば幸いです。また菌寄生の生態系を目視で確認しながら新たな栽培技術に辿りつく事を願いつつです。

1.種子の短期間で完全発芽です。約2~3週間でプロトコームを形成します。
  林床で自然のプロトコームが確認されないのは理由があるわけです。

 

2.林床で発芽するのは万分の一かも知れないが、実験観察ボックス内に播いた種子は全て発 芽します。全て公開動画です。

 

3.この発芽に関して述べれば「適性発芽湿度」が自然環境ではなかなか保てないからです。野生ランの絶滅危惧種の所以であります。天地創造の神がのたもうた秘密 の一つをくしくも 開設者は発見出来たのです。この事を理解した上で林床播種実験をすることが近道ではないでしょうか。この秘密の寝床を仮にスギ玉菌と呼ぶ事にします。        

 

4.受粉様式は今一解明出ないが、唇弁が動く事は以前から分かったいたが今回受粉作業をやってみて野生ランが食虫植物の様に動くのを直に体験できた。ハイトリソウは捕食ために動くがクロヤツシロランははたして!。発見が又1つ加わりました。

 

5.年間一サイクルのみならず、三サイクル、四サイクルも開花することです。其れだけ種子量も確保出来ることである。今回クロヤツシロランとことん実験&観察で最大の収穫なので特集を組みました。「クロヤツシロランの秘密」です。

6.共生菌が特定された他の腐生ラン(腐生菌)にも即応用可能であり種子の量産が出来れば喜ばしい事であります。

以上げれば切りがないので画像の添付に移ります。未知の分野ですので突然消滅の事もあるかも知れませんが恥を忍んで公開開始です。下書き無しなので書き足し、訂正ありですみません。

画像撮影日時添付更新予定(2013年度)クロヤツシロラン開花の実験。以前迄の開花記録

添付予定日  2/20、2/28、3/053/103/15、3/203/25,3/26  開花予定日は3月25日前後です
  
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今、三回目の開花に向っているところです。この菌床は2011年から続いている。随時共生菌培地を積み重ねてゆきたいが、撮影のため埋める事ができないのが心配である。自称種播き権兵衛は腐生ランと云うネーミングが好きだが最近は研究者によって菌寄生ランとか菌従属栄養植物とか呼ばれている。確かに栽培してみると、先ず暗室でも結実まで至り、尚且つ季節に無関係に何回でも咲きあげるこのバイタリティーは何なんだと、このことを実感する時やっぱりと思うだす。あらゆる生物はこんな菌様によって育まれ又森に帰るのだろう結局。

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    2生長点が丸み帯びて来ると花茎の立ち上げとなり、開花が約束されます。前画像の生長点が尖っておりますがこの時点では塊茎自身の生長となります2図必見プロトコーム後の生長図

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前画像から5日目の生長度です。2節程伸びましたクロヤツシロランは生長が早く花茎を立ち上げるとぐんぐん生長します。予定日より早まる可能性が出て来ました。解りづらいのでイラスト図を付けました。

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少し画像角度が変わります。塊茎保護の為暗室で栽培している為、花茎が自然の状態より間延びしてはおりますが変わりなく生長している様です。今回無事に開花に至ればその様子を微速度撮影出来ないか検討中です。興味津々初挑戦ですね~そうなれば,はい(笑)。

三月に入って啓蟄過ぎたらうって変わって馬鹿陽気になった。クロヤツシロランといいども深山の野生ラン、暑さを嫌う菌と同居である。室内の観察ボックスを外に出すにも出来ず心配っす。

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この三月、寒暖の差が激しく観察ボックスの菌床にはなおさら良くないね、蒸れて何と無くどす黒く感ずる。けれどもこのクロヤツシロランは3月開花に向けて頑張っている様だ。花茎の先端も割れ始め蕾の形になってきた開花予想は3月25日である。今度咲く時には開花の様子を微速度撮影出来ないか、腐生ランの咲く風情を撮ってみたいと夢膨らませている処である。連続3回開花の記録も尚更のことである。花茎頭部が曲がっているのは電池の誘導光に反応しているためである。どの腐生ランの花首を見ても花の向きは不揃いなので光向性はないと思っていたが花茎の伸長時は光に多少は反応しているようである。2図はおまけです。うす汚い腐れランばかりの添付ですいませんです。今度は、派手な洋蘭が咲いてくれましたので気持ち直しにクリックして下さい。次回添付は3/20です。

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連続3回開花カウントダウン!   2013-3-23pm7:30腐生ランのインターバル撮影セット開始しました。

開花予想は3月25日だが馬鹿陽気の為か蕾が1つ駄目になったようだ。連続3回開花を目指すこの個体(塊茎)は災難続きである。けれども主芽が駄目になり予備芽が生長して今に至っている。ラン界初の実験なので今回も大役を背負って目的を達成させてくれるはずである。そして腐生ランの底力を垣間見る時がやって来た。大袈裟に騒ぐ事もなかろうに、たかがクロヤツシロランなのだ。されど腐生ランと騒ぎたいのであります(笑)。2図カウントダウンの始まり。次回添付は3/26です。書き足しあり、つづく

☆2013-3-25 とうとう3回目の開花始めました。

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   3月25日開花目指してきましたが予想は的中した様です。膨れ上がった花弁が緩み始めましたので本日中に開花なると思います。明日にご期待下さい。同時に微速度撮影もセットしてあるので開花の様子なども観察出来ると思います。動画に仕上げるのは二三日かかります。約800枚の画像からなります。初めてのインターバル撮影です。どうなるかは全く分りませんです(笑)。

今回はインターバル撮影のためのカメラセットとなりましたので観察ボックは開放となり湿度が保てなくなりました。そのために開花が遅れたのかな~と思いますがです。

3図は本日3-26日の画像です。設定カメラの上から別のカメラで撮りました。咲いてはいますが今一はっきりしまぜん。次の添付は微速度撮影完了後になります。ニ三日お待ち下さい。つづく

☆2013-3-28クロヤツシロランの開花インターバル撮影。

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色んな金のかからない実験を繰り返して、ようやくこの腐生ランを手元で開花させる事ができた。そして一番の収穫は何と云っても季節に関係なく繰り返し開花するということです。菌寄生の所以なのかも知れない。そしてその意義の総まとめとしてクロヤツシロランのインターバル撮影をもって終盤としたい

。昨年の7月一回目開花以来、撮影の為塊茎は

夢の夢であったクロヤツシロランの微速度撮影出来上がりました。失敗作ですがです(笑)。草丈3、花径1.5センチの腐生ランの下からの直写は難しい。この花は下向きなのだ。そこでボックスを思いきって傾けての撮影となった。このブログ内の直面直写の画像は全て鉢(ボックス)を傾けての画像である。

深山に咲く腐生ランを撮(微速度撮影)る事は先ず不可能に近い。無菌培養から脱却して、フラスコから直播に切り替えない限り老いに追い着けな~(笑)。権兵衛はないない尽くしなので剥き出しにしてあるのでそろそろ養生して4回目開花の夢を見ながら何時終るとも知れない

根も葉も無い話ではあります。ではご覧下さい。

クロヤツシロランは下向きに咲くが三日かかリで撮ったのでその運動を予測できないし、今度撮るときにはマイクロスコープかな~。アップロードした画像は何故か暗い、YouTubeページでご覧下さい。腐生ランの微速度撮 第2弾アンビリバボー

☆2013-11-6クロヤツシロランの開花四回目成功。

この腐生ランのブログは本邦初の実験である。なのでどの様な結果になるかは暗中模索の状態で添付内容も豹変する。同時進行添付なのでご了承願いたい。

上記三回目開花実験で一回目のイターバル撮影は終了した。同塊茎で四回目開花なるか密かに実験は継続すすめてはいたが2011年からの繰り返しの実験で観察ボックスの共生菌、同塊茎は既に衰退していた。そこで思い切って同塊茎を別の観察ボックスに移植することになった。クロヤツシロランの塊茎の移植は勿論初めてである。しかし移植が成功出来なければ腐生ランを語れない気がするし、最も重要な課題でもある。此処でどうしても述べておかなければならない。つづく

カメラ機材は古いもので、ソフトは有りあわせで十分間に合った。
インターバル撮影日時・・・2013-3-23pm7:40~3-26pm7:00
被写体対象物・・・・・・・・・・腐生ランのクロヤツシロラン
インターバル設定・・・・・・・4分
撮影可能枚数・・・・・・・・・・999枚
撮影枚数・・・・・・・・・・・・・・978枚,縮小、切抜、一枚一枚徹夜で仕上げたが初挑戦なので失敗作か。
カメラ・・・・・・・・・・・・・・・・・olympus camedia E-20(一昔前うん十万で手に入れ今は二足三文の骨董品)
メデア・・・・・・・・・・・・・・・・・コンパクトフラッシュ
電源・・・・・・・・・・・・・・・・・・AC100V
ソフト・・・・・・・・・・Wendos7常備ソフト(microsoft office2010) ソフト
                          微速度撮影フリーソフト(parafla139)ダウンロード

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「クロヤツシロランの秘密(その2)」    只今、インターバル撮影準備中(2013-10期)

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